ホットミルクは甘くておいしかった。
身体の芯まで温まった気がした。
あたしは何もしないまま……ここにいるのだろうか……。
違う……何もしないままじゃなくて……何も出来ないんだ。
動くことが出来ないんだから、どうすることも出来ない。
ここに居させて貰えるだけで感謝をしなくちゃ……。
なにか自分でもできることはないか考えよう。
広いお屋敷なのに人の気配が少ないことに気づいた。
シェリルはまだ使用人らしき人はふたりしか見ていなかった。
他にもいるはず。こんなに広いお屋敷なのだから。
あたしが見ていないだけなのかもしれない。
ホットミルクを飲み終わると、あくびが出た。
眠気に逆らい、シェリルはベッドの持ち主を待っていた。
ここはレオン様のベッド。いつまでもここで寝てはいけない。
頭がぼんやりし、やがて雲がかかったように何も考えられなくなり、コトッと身体がベッドに沈んだ。
シェリルはあっという間に眠りに落ちたのだ。
身体の芯まで温まった気がした。
あたしは何もしないまま……ここにいるのだろうか……。
違う……何もしないままじゃなくて……何も出来ないんだ。
動くことが出来ないんだから、どうすることも出来ない。
ここに居させて貰えるだけで感謝をしなくちゃ……。
なにか自分でもできることはないか考えよう。
広いお屋敷なのに人の気配が少ないことに気づいた。
シェリルはまだ使用人らしき人はふたりしか見ていなかった。
他にもいるはず。こんなに広いお屋敷なのだから。
あたしが見ていないだけなのかもしれない。
ホットミルクを飲み終わると、あくびが出た。
眠気に逆らい、シェリルはベッドの持ち主を待っていた。
ここはレオン様のベッド。いつまでもここで寝てはいけない。
頭がぼんやりし、やがて雲がかかったように何も考えられなくなり、コトッと身体がベッドに沈んだ。
シェリルはあっという間に眠りに落ちたのだ。