「私たちは身体のふれあいでも生きていられるんだ。もちろん最初は血が欲しくて我慢は出来ないが」


「身体のふれあいって……」


そう呟いてからティナの顔が真っ赤に染まった。


レオンの言っている意味がようやくわかった。


「愛しいティナ……ようやく私の元へ戻ってくれた」


淡いブロンドの髪を優しくかきあげる仕草にもティナは欲望を感じた。


「レオン……あたし……」


「わかっている。私たちには時間がたっぷりある」


レオンはティナの耳に唇をつけた。


耳たぶを甘噛みされるとティナの口から甘い声が出る。


「……あ……あっ……」


身体の中が熱くなる。


「君はもう永遠に私のものだ」


レオンの愛にティナは包まれていった。