「どうしてみんなは出て行っちゃったの?」


ティナは訳がわからずレオンに聞いた。


「それは……」


小首をかしげるティナが可愛くてレオンは唇にキスを落とした。


「ん……」


いきなり絡め取られるような口づけにティナの心臓は止まるかと思った。


キスをされるとティナの身体に生き生きとしたものが浸透してくる感覚に陥った。


もっとキスが欲しい。


そう思った所へレオンの唇が離れた。


「あ……」


唇が離れてしまってティナはがっかりしたのだ。


そんなティナの顔をレオンはからかうように見ている。


「わかった?」


「わかったって……なにが……?」


早くレオンの唇が欲しいとティナは顔を近づけた。