自分の為にこれ以上生気を送るとレオンが倒れかねない。


ティナの耳にアメリアの声が聞こえたのだ。


「しっ。黙って」


レオンが優しく微笑む。


「レオン、お願い。大丈夫だから」


ティナの指がレオンの手をつかみ止める。


「本当に大丈夫だよ?まだこれから大変なんだから。ねっ?」


ティナがゆっくり微笑んだ。


「ティナ……」


レオンの手が離れると、ティナは自分でナイトウェアのボタンを留め始めた。