アメリアがホットミルクを持って行った時、ティナはベッドの上に起き上がっていた。


「ありがとう。アメリア」


にっこり笑ってカップを受け取る。


良かった、いつものティナ様だ。


「あれ?ダーモッド」


寝室に入ってくるのは珍しい。


「退屈なのか?」


ぶっきらぼうに言うダーモッドにティナは笑う。


「ダーモッド、本を持ってきてくれる?」


レオンの書斎にある本の題名を言うとダーモッドが出て行った。


ティナは熱いホットミルクを飲み始めた。