「どうしたの?アメリア」


厨房に戻ったアメリアにダーモッドが声をかけた。


考え事をしているかのようなアメリア。


「あぁ……ティナ様のご様子がおかしい」


「ティナの?どんな風に?」


流し台に座っていたダーモッドはぴょんと床に下りた。


「身体の調子が悪そうだ」


「本当に!?」


ご主人様が屋敷にいない時に心配をかけまいとしているのがわかった……。


「もう少し様子を見よう」


アメリアはホットミルクと朝食を作り始めた。