「これでティナが誰の者かわかっただろう」


この夜会に来ているもので、レオンに逆らおうとする者などいない。


そしてティナとレオンのことはヴァンパイアの世界に広まるだろう。


「ええ、そうですわね」


カサンドラが素直に返事をするのをエミリオは黙って聞いていた。