レオンは大広間から数段高い場所へ向かった。


「さあ、ここに座って。疲れただろう」


ティナを自分がいつも座る長椅子に座らせた。


すかさずアメリアがティナのドレスを整える。


「あ、ありがとう。アメリア」


ヴァンパイアの無数の視線を感じて言葉がつまってしまう。


レオンはティナの隣に座り長い足を組む。