「ティナ様、腕を見せてください」


昨日イスから落ちてぶつけた箇所を指差す。


ティナは黙ってベッドの上に起き上がった。


アメリアはドレスを脱ぐのを手伝い、腕を診た。


紫色の痣が痛々しい。


アメリアはその場所に塗り薬を塗りドレスを着せた。


「ありがとう。アメリア」


アメリアは頷くと、ティナを軽々と抱き上げ車イスに乗せた。