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カップに口をつけて少し甘い液体を飲むと、ティナはほっと息をついた。


眠りを妨げられたティナにアメリアがホットミルクを用意したのだ。


あの後、レオンはしぶしぶカサンドラを泊めることにした。


今は部屋にいるのはティナだけ。


カーテンは引かれておらず、目をやれば外は先ほどから降り始めた雪が見える。


カサンドラさんはレオンが好きなんだ……。


誰が見ても美しい人、レオン様と同じヴァンパイア。


ふたりの距離は近く、自分とレオンの距離が遠く思える。