きれいな人……。


ティナは陶磁器のような肌を持つ目の前の女性を見て思った。


その女性の顔を見ていると胸がツキッと痛んでくる。


「ご一緒してもよろしいかしら?」


レオンに聞いてからティナに無邪気な笑みを見せる。


そうなるとティナは頷くしかなかった。


「カサンドラ」


興味津々でここの客が見ている中、面倒なことは起こしたくはない。


レオンは仕方なく主人に席を作るように言った。