「え……?」


レオンが何を示唆しているのかすぐに判ったティナは先ほどよりももっと赤く耳まで染まった。


「冗談だ」


そう言うとレオンは夜会服の上着を脱ぎ、イスに無造作に放り投げた。


そしてティナの隣に横たわる。


華奢な肩を抱き寄せると、数分もしないうちにティナの寝息が聞こえてきた。