少女はレオン様の正体を知るまでは愛していた。


しかし、両親を死に追いやったヴァンパイア種族と知り……。


ご主人様とあの下級のヴァンパイアではまったく違う。


「わからない……レオンのことを考えると胸が痛くなるの……シェリルさんのことを聞いた時も嫌だった……」


シェリルさんが昔の恋人。


恋人の名前を付けられたのも身代わりのような気がして嫌な気持ちになったのだ。