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ティナはレオンの寝室のベッドで眠っている。


「殺して……か」


あの時のティナは死を望んでいた。


殺してと言った後、ティナは気を失ってしまったのだ。


ダーモッドは部屋で自主的に反省しているらしく出てこない。


レオンはティナを連れ出したダーモッドに怒りを覚えたが、罰を与えることはしなかった。


アメリアだけが忙しそうにティナに暖かいスープ、エミリオとレオンに葡萄酒を運んだりしている。


エミリオはティナが心配らしく帰らずにいた。


どうすれば君にわかってもらえるのだろうか……。


君を決して傷つけることは無いのだと。


君を傷つけるくらいなら……


私は死を選ぶ。


100年前に愛したシェリルとは違う気持ち。


シェリルの死は悲しいと感じただけだが、今のティナを思う気持ちとは違うのだ。


ティナ……。


どうしたら君は笑ってくれるのだろうか……。