大判のタオルにシェリルを包み部屋に戻ると、シェリルの血のついた寝具は新しいものと代えられていた。


側にアメリアが立っていた。


「着せてくれ」


ベッドの上にシェリルを横たえる。


「はい」


アメリアは手にしていた純白のナイトドレスを着せ始めた。


「お前は大丈夫なのか?」


「はい。もう大丈夫です」


アメリアのような上級使い魔は怪我が治るのも早い。


「知っていることを話せ」


レオンはいつものイスに腰をかけると、シェリルにナイトドレスを着せているアメリアに言った。