屋敷に入った瞬間、この家の者以外の者の気配を感じた。


「!?」


いつも冷静なレオンだが、今ばかりは焦った様子で寝室へ急いだ。


ダーモッドも後ろから付いてくる。


バタン!


扉を大きく開くと、アメリアが男と戦っていた。


戦っている相手はレオンも良く知った男だ。


「サンノーゼ!何をしている!」


レオンが現れると、サンノーゼと呼ばれた男は動きを止めた。