「レオン様に呼ばれたわ。行って来る」


アメリアはレオンに呼ばれ、イスから立ち上がった。


離れた場所にいる時に、レオンの声が頭の中に響くのだ。


アメリアを呼ぶレオンの声は、能力がないダーモッドには聞こえない。


アメリアはその場にダーモッドを残し、そそくさと部屋を出て行った。


「ちぇっ。アメリアだけかよ、あの女を追い出すなら俺がやってやるのに」