部活で帰りが遅い私は
宿題をしていると寝る時間が
23時や0時になるのは当たり前だった

『♪♪』

LINEの電話がなる
(こんな時間に誰だよ)
電話が苦手な私は少しイラッとした
画面をみると

ーーー尽くんーーー

と書いてあった…

「もしもし…」
「あ、もしもし千尋?今大丈夫?」
「大丈夫じゃけどなに?いきなり」
(いきなりなんだよ…)
「いや、声聞きたいなってさ」

はい、でました
ネット男がよくいうセリフ
私の取得は声しかないのよ!!
「可愛い声だからさ」とか
「癒し声だよね」とか
聞きすぎて飽きるぐらいよ!!
ほら!お得意の言葉言ってみなさいよ

「声好きやけど会話すると安心するから笑」
「え、あ、ありがとう」

驚いた
相手にとって自分が安心される存在だとは
思ってなかったからだ

「おう笑」

何かが違うんだ…
何が違うんだ…
男ってこんなもんだろと簡単に片付けていた自分がバカみたいだった