「・・・しおれゆく、はや萎れゆく麗しきこの夏

くっきりとまばゆい日々はあっという間に去りゆく

陰鬱なもやが大地をおおい

真夜中、夢におぼろげな幻を追い

日に日に寂しさはつのる 豊かな畑もしおれゆく

はつらつとした小川のさゞめきも寒々しく移りゆく

森の木の葉はちゞこまり色あせどこか寂しげ

天空は輝きを失いあおざめる・・・」