そんな心寧の頭をぺっちーーんと叩いたのは、
みなさん予想がつく、元輝。


「おはざーす!!

心寧の頭は今日も鳴りがいいねえ〜〜」


まるで楽器のように言う。


「あんた頭叩きすぎ...」


呆れる史織。

頭を抱える心寧。


「あだじの頭は木魚じゃな゛い゛の゛!!」


今日もおバカなやりとりに笑いつつ、目で窪田くんを探す。

いた。

相変わらずかっこいい...じゃなくて、ふうん、なんだ普通じゃん。


なんだったんだろう昨日の。

それはわからないまま、担任が入ってきて朝休みは終わった。