「そういえばー、こんどのテストの話だが、」

担任の尾崎先生が話し始めた。


え、待って待って、テストって何!?
先生!聞いてない!!!


後ろの西野くんをふりかえって聞こうとした。



目が釘付けになった。



超イケメンがいる......





予定変更、とりあえずあのイケメンの名前を聞こう。


「あ、あいつ?あいつは、窪田要。
学年一位の秀才だぞ。」


「え、ちょ、イケメンで成績優秀とかさぞかしモテるんでしょうね...」


「心の声が漏れてるぞー、茉優。」


名前で呼ばれてドキッとした。