学校が終わったあとの事と、茉優のことで暗い気持ちになって、自分が押しつぶされそうだった。


午後。


テストが全て返却された後、5科目の順位などが載った表が個別に配られた。

茉優は、もう元気そうだった。

心寧と話したりしている。

一瞬、目が合ったような気がしないでもない。

確信はない。


元輝が茉優をつついた。

茉優が振り返る。


「何パーセントだった?」元輝が聞いた。


「2パーセントだったよ。このパーセントってなに?」


「おおよその順位をあらわしてるんだぞ。
茉優、お前、すげえな。」


「...?順位?
えええええーーーー!!!」


表情の変化が楽しい人だ。

茉優とは違って顔には出さないが、驚いた。

2位か。

好敵手になるかもしれない。


1パーセントと書かれた紙を見ながら俺は思った。