「ふーん…」



興味なさそうに机の横に引っかかっているバッグをあさっている卯月くん。



なんだよ、なにもないのかよ。



「短パンでいいなら貸してやろうか」



「ほんと…!?」



卯月くんの手には学校指定の短パンが握られている。