「これ以上朝陽のことを悪く言うんならサッカー部やめ「あ、もう5限始まるぅ。じゃあね、犬太ぁ」」



甘ったるい声を残してそそくさと帰って行ったサカマネさん。



あからさますぎると思うけど。



「…」



大上くんの顔を見てみると、鼻あたりをピクピクさせて、牙をむき出しにしていた。