犬の鳴き声のようなものが聞こえて視線を戻す。



すると、大上くんが耳としっぽを下げていた。



まさか、さっきの声、こいつ?



似合わなすぎてうける。



「犬太ぁ、落ち込まないでぇ?あたしがいるよぉ」