振り向くと、そこにはまだ于海さんに腕を掴まれた大上くんがいた。



「朝陽、あんまりその傷見せるなよ」



「大上くんには関係ないじゃん」



肩を掴んでいる手を振り払い、教室へ入った。



あたし、なんであんなきつい言い方したの?



自分がわかんない…。