「まずは、自己紹介しよう」

そう言って口を開いたのは飯島さん。
流石生徒会長と言ったところだろうか。

「俺は、知っているだろうけど生徒会長の飯島快人だ。高校三年生だ。
これからよろしく」

「じゃあ次僕!クッキング部の部長してまーす!快人と同じで高校三年生だよ!月也奏でーす!よろしくねっ」

「あ、俺は池井碧。高校二年生。バイオリニストやってます。よろしく」

「私は、新塚恋咲です。廉の妹です。高校二年生です。部活は入ってません。よろしくお願いします。」

「あ、これって俺も自己紹介しなきゃダメ?みんな知ってると思うけど」

「してください」

なんか、短気だな飯島さん。

「はいはい、俺は加藤健。高校二年生。
俳優してまっす。とりまよろしく」

「今日はもう遅いからご飯にしよう」

ここは飯島さんが指揮をとってくれている。

「恋咲、料理できる?」

「池井くん、やめときや。新塚さんの料理は人間が消えるものじゃないから」

「な、なんですかそれ!酷くないですか?!」

「本当じゃん!」

「そ、そうですけど」

「だから僕がつくるね」

「んじゃ奏が料理。新塚妹、風呂洗って沸かしてくれ」

「わかりました」