「恋咲ちゃん、一緒に帰ろ!」

加藤くんが私の手をとる。

「いいけど」

「恋人繋ぎ!」

そう言って手をぎゅっと握る。

「ちょ、恥ずかしいから」

「今日は快ちゃんに腹黒に碧くんも部活だろうし!やったね、二人きりだよ」

「そうだね」

「せっかくだし、ロミジュリのこと調べようよ!」

「いいね!」

「じゃあそれで決まり!」

それからボチボチと話をした。

ガチャン

「ね!誰もいない!」

「じゃあ私着替えてくるね」

私は部屋に入って制服から私服に着替える。

ピーンポーン

インターホンがなった。私は急いで部屋を出た。

「恋咲!」