キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン

お昼休みのチャイムが鳴った。
と、同時に碧がドアを開けた。私を迎えに来たんだろう。

「恋咲ちゃん♪」

「碧……」

私は碧の元へ行く。

「じゃあ行こう」

碧は私に手を差し出す。

「手、繋ご?」

そう可愛らしい声で言ってくる。

「恥ずかしいよ」

「ほぉら」

碧は無理矢理私の手をとった。

「恋人繋ぎ、ふふっ」

碧はそう言って笑う。可愛いな。
私達に目線が集まるけど、それを気にすることなく進む碧。
そしてたどり着いたのは屋上。

「じゃあ、いただきます」

「いただきます!」