「やっと私の事思い出した?」


「はい、思い出しました」


最低、絶対あなたのこと許さないからね


どれだけ自分が嫌われようとも…


「ねぇ、太陽くん私、太陽くんが嫌い」


「えっ?なにいってんだよ!!」


「だから嫌いっていってるの。わかんない?」


ごめんね、太陽くん。私太陽くんに嫌われなきゃ


「ほら、太陽あの子もあー言ってるんだし」


「帰りましょフン」


「そんな…嘘だろ静香」


「最低…あなたなんか大嫌い」


こうすれば嫌われる、すっきりしなくちゃ



夕方は好きじゃない、寂しく感じるな~



家にも誰にもいないし、はぁ~


――ガチャ


「ただいま」


誰もいないよね…


「寝ようと」


疲れた、太陽くんごめんね。