うわ~本番だよ!緊張するな~


私は、何故かアンカー…だから負けてられないよ!


「よし!いくぞ~」


おっ!もうくる、


あれ?いま走ってる子体調やばそうだよ!大丈夫なのかな?


バトンきた!でもあのこ倒れそう…


敵のチームだけどしょうがないよね…


「ねぇ、大丈夫?保健室いこ!」


「えっ?なんで、静香ちゃん敵じゃ?」


「そんなこと関係ないよ!行くよ!」


ごめんね、美花ちゃん!


――ガラッ


「あの~すいません、誰かいますか?」



いないなーじゃあ…


「ベッドで寝てくれる?お茶とってくるから」


「わ、わかった」



どこにあるんだろう、えっと~


「おい!やめろよ!!」


ん?いまの声太陽くん?


「いいじゃん!太陽!あのこもいないんでしょ?」


「でも、俺はあいつが好きだし」


えっ?付き合ってないの?太陽くんの好きな人?


あ、盗みぎぎしちゃだめだよね!あの二人つき合ってるし…


あーきにしちゃだめ!せっかくの体育祭なのに!!


「お茶もってきたよ~!あれ?寝てる?」


ありゃま、寝ちゃってるよ…そっとしとこ
お茶だけおいとけばいいよね!



「静香大丈夫だった?あのこ」


「うん!軽い貧血かもしれない」


「あらそう、ならよかった」


「ごめんね、途中で抜けちゃって」


「大丈夫よ、皆もあの行動力は凄いって言ってたし」


「そうなんだね…」


なんかそう言われると複雑だな~



結果体育祭負けちゃったけど、素晴らしい賞?みたいなのもらっちゃった!


「静香今日は先に帰るわね」


「うん!また明日~」


はあ~!私はゆっくり帰ろうかな!!


「静香!」


ん?太陽くん?


「なに?太陽くん!」


あっ近づいちゃ駄目なんだ…


「ごめんね、帰る…」


「俺、「あら~太陽と静香?だっけ?」


まただ…また言われる、一回見たことがあると思ったらあの人だったんだ