「 校長先生の話ってなんでするんだろね」


「 絶対いらないよね 」


「 毎学期おなじこといってんじゃん? 」


「 ぷっ、、たしかに」


蘭奈が笑うと後ろにいた生徒指導の先生が

こちらに気づき向かってくる


「 やば!たづちんに話してるのバレた! 」

「 千晴!前向いて!! 」


たづちんこと田附潤斗先生は体育教員でか

なりのイケメン普段は生徒からいじられ親

しみやすい人柄だが怒ったらひたすら怖

い。怒鳴ったりして怖いというより目で

殺すタイプの先生だ。

だから余計怖い。



実際自分は怒られたことまだないけどね。



だけど、急いで前を向いたものの時すでに

遅しってことでたづちんは気づけば私の横

に立っていた。



んげ!!!


気配に気づき上を向くと、恐ろしい目付き

をしてたづちんは立っていた。


これが殺人級の目付きか!怖い!!



ビクッと前を向き直すと、たづちんは持っ

ていたボードで私の頭を軽くぽんと叩いた




「 ったい 」


「 ばーか 」



たづちんはそれを言い残し、後ろへ戻って

いった。



そういえばたづちんと喋るの初めてかも…




私はこの時みんなが言うのと違って掴めな

い感じで苦手だなと感じた。