そして、またkissをしようとしてきた。

「…………っ!!」

何度もされる。
私は、意識が朦朧としていると
コンコンとドアを叩かれた。

「何だ?入れ」

ちょっと……社長!?

私は、まだ抱き締められたままだ。
慌てて離れようとするが社長は、
離してくれなかった。

「失礼します」

入ってきたのは、市原さんだった。

ど、どうしよう。

この体勢だと言い訳の仕様がない。
市原さんに変な誤解をされちゃう。

「何だ?手短に言え」

「お取り込み中に申し訳ありません。
そろそろ会議の時間です」

市原さんは、しれっとスケジュールを
報告してきた。

私が居るのにもかかわらずに。