……自分が惨めに思えてくる。


「…うん……」


曖昧に返事をして、和室に閉じこもる。


やっぱり設楽さんが苦手だ。


男自体が苦手なんだけど、設楽さんみたいな人は特に苦手だ…。


この家にいたくない…。


でも、居場所がない……。


友達がいたら…。


なんて思ってしまう。


先生なんかと付き合わなければこんなことにはならなかった……。


先生と付き合ったから私は女子に嫌われて、友達いなくなって…。


「はぁ……」


何でこんな嫌なこと続きの人生なんだろう。


……私が死んでも、誰も悲しまないだろうな。


なぁんてね。


死ぬ勇気なんてないから。


中途半端に生きていくしかないんだ。