「……当分、一人では外に出歩かない方がいい。あの教師、星龍っつー最強の族と関わってるから」


暴走族と…。


「俺が悠瞳を守る。だから安心しろ」 


ポンっと頭を撫でられた。


不思議と、払いのける気にはならなかった。


でも、緊張して頭が真っ白になり、呼吸がしづらくなる。


「頭触られんのも無理?」


「……ごめんなさい…」


〝拒絶すんなよ〟


そう言われて殴られる。


蹴られる。


「だから謝んなって。な?」


設楽さんはそうはにかんだ。