「悪い？俺、こいつと付き合ってるから。俺の彼女に手ぇ出すのやめてくんない？」


え……？


どういうこと…？


「は？悠瞳は俺の─」


彼の手が離れたかと思うと、彼は一瞬の身のこなしで先生の胸ぐらを掴んで壁に押しつけていた。


「コイツがお前の何だって？」


震えが止まらない。


怖い……。


先生も怖いし、彼も怖い……っ。


「彼女だ。俺の彼女にキスしやがって」


先生の角度からじゃ、彼と私がキスしてたように見えたんだ……。


これじゃあ逆恨みされて私がまた…っ！


嫌……っ！！