そんなことを考えていたらあっという間に学校についた。
やっぱり車は早いな〜!
「おと、行くぞ」
「うん!待って!!」
わたしと潤が通うこの高校は私立英光学園。
お金持ち高校ですっごく豪華な学園。
そんなお金持ち高校に普通の家庭のわたしが入れるわけもないがここの高校は頭がいいと学費免除になる。
わたしは勉強には自信があり、学費全額免除になったのでこの高校に通っている。
車を降りて門をくぐると最初の難関がある。
「「キャー!!!!」」
きたー!!!!!
女子たちの黄色い声援!!!
「宮本様よ!」
「いつお顔を拝見しても美しいわ!」
そう、潤に向けての熱い声援。
こんな声援を送られてもいつものポーカーフェイスで気にも止めず前へ進む。
「また宮本様の隣にいるのはあの庶民よ」
「ほんと自分の身分わかってらっしゃるのかしら」
という、まぁわたしに向けての嫌味も多々ある。