そんな事をブツブツと独り言のように呟きながら、私はクローゼットを開けて服を選んだ。



着替えると、今度は鏡の前で髪の毛をゆるく結んで部屋を出た。



私のお父様は世界でも有名な会社の、社長さん。お母様は女優をしていて、多くの人にも知られている。


そんな、お金持ちな家系のために家の敷地もすごく広い。



私の部屋から、リビングまで行くのにも、歩いて軽く3分はかかる。




今日はお兄ちゃん達と会える喜びで、リビングまでの時間があまり長く感じられなかった。



リビングにつき、ドアをノックした。

瑠「入るよ〜。」




私がゆっくりとドアを開けようとすると
何もしていないのに、ドアが勢いよく開いた。