【短編】親愛なる夜

秋になり、『ゆるり』のサ
ロンで、恒介さんが描いた
絵の個展を開いた。

どの絵もステキだったけど
私が一番好きになった絵は
ある女性の肖像画だった。

誰もが、足を止める。
その美しい絵には、

『恋人』

とタイトルがつけられてい
た。