「それにね、意外と優しくて私が震えてる時ずっと傍にいってくれたの」

あの時を思い出しながら言う姿は

見てるこっちが惚れるほど可愛らしかった

でも、私が瑠璃のピンチを助けたかった

彼女は唯一の大切な人だから

「それで!放課後呼ばれてるの倉庫に来るように」

無邪気な笑顔で語りかける姿に

人を疑わない彼女に

少し気後れしてしまう

「そう、行ってらっしゃい!」