「あのさ、昨日ごめん」


すぐに昨日のことを謝ってきた宮村くんの言葉に足が止まる。



ゆっくりと振りかえると宮村くんは真っ直ぐに私を見つめていて、



その視線に、私は思わず息を呑む。



……なんで、そんな顔してるの?



なんでそんな泣きそうな顔、してるの?



あまりにも驚いたせいか私は宮村くんを見つめたまま固まる。



宮村くんかなぜか悲しそうに、けどその悲しみをこらえるように私を真っ直ぐ見つめてる。