「いいから!お母さんは戻ってて」


「なによ〜、美優だけこんなイケメンさん独り占めとかずるいわよ〜?
さぁさぁとりあえず上がって!」


私の言葉は完全に無視して宮村くんを家に招き入れるお母さん。


お母さんにされるがまま、家に入れられる宮村くん。



もう、色々突然すぎてよくわからない。



仕方なく私もリビングへと戻る。



「へー、姉ちゃんやるじゃん。あんなイケメンさん彼氏にするなんて」



珍しく驚いた表情を浮かべた幸人が私を見てにやっと笑う。