「いやっ、まじで恥ずかしいって!」


「も〜遠慮しなくていいよ」


「いや、してねぇ!」



しばらく抵抗していた宮村くんだったけど疲れたのか途中で抵抗をやめた。


「……あー、疲れた」


「だってあれだけ抵抗したからね」


はぁっと目を閉じてため息をついた宮村くんの頭を撫でながら私は笑う。


「母ちゃんみてーだな。渡辺」


「せめてお姉ちゃんにして。あと美優でいいよ」


なんて言ったけど実は私が美優って呼ばれたいだけ。