「…あー、なんかぼーっとしてると3時とかよくあるからな」


そう言って目をごしごしとこする宮村くん。


明らかに体調の悪そうな顔にクマまでプラスされたらもうやばいよ宮村くん。


…そんな姿でいられるのは、私もつらい。


「寝ていいよ?なんか歌歌ってあげる」


ぱんぱんと自分の膝を叩いて私は宮村くんに笑顔を向ける。



するとあからさまに嫌そうな顔をした宮村くんが、


「いや、膝枕はマジで勘弁。幼稚園児じゃねえんだし」



「私からしたら幼稚園児も宮村くんも変わらないもんだから!ほらっ!」


ぐいっと強引に宮村くんの頭を私の膝に置く。