「み、宮村くん!!私めっちゃ手汗かいちゃうから離した方がいいよ!」



あわてて手を離そうとする私にさらにぎゅっと強く握った宮村くんに私はさらに緊張する。




「…手汗くらい気にしない」



……いや、まず私の心臓が持たないよ…。



恥ずかしいって思う気持ちもあるけど、手を繋げて嬉しいって思う気持ちの方が大きくなってくる。




真っ赤な顔を見られたくなるて私は下を向いたまま宮村くんに手を引かれて歩く。





周りにいる女の子達が宮村くんを見て、騒いでいるのが見える。