恥ずかしいけど、なんだか宮村くんのそんな顔を見れたのがうれしくて思わず私はふふっと笑ってしまう。




「おい、顔見て笑うなよー。…てか美優の顔もハバネロ級に赤いぞ?」



「ちょっ、見ないで見ないで!!」



意地悪そうに私の顔をのぞき込んで笑う宮村くんに私は顔を手で覆いながら逸らす。




この祭りで、宮村くんにまた少し近づけるように頑張ろう。



……はやく、夏祭りに行きたい。