"君は今さっき見た記憶の内容をもう忘れたのか?"

記憶?

まさか…

「お前が記憶の中で俺に話しかけてきたのか?」

"そうだよ"

「由美って零のことなんだな?」

"うん"

「あいつは何をしようとしている?」

"復讐"

「復讐?それを俺に止めろって言うのか?」

"そうだ、僕は由美に人を殺してほしくない"

「なんで俺があいつの復讐を止めないといけないんだ?」

その質問には答えずに謎の少年は言葉を続けた