「やっと見つけた、由美」

パソコンで何かを調べていた男が呟いた

「どうなさいますか組長」

いつの間にか男の後ろに立っていた少女が組長と呼ばれた男に問いかける

「ここに連れてこい!」

「わかりました」

指示を聞いた少女はその場から立ち去ろうとした

「待て」

「何でしょうか」

「やっぱり俺が直接で向こう」

「組長が自らですか?」

「あぁ」

「わかりました」

そのまま少女は立ち去った

「もうすぐ再開できる、楽しみだなぁ」

男の笑い声が部屋に響きわたった