「別に」

まぁ、本当は少し怖いけどな

「そうなんだ」

ほっとした様子の零

「そういえば、お前って幽霊なのか?」

「うん」

「なんで、全員お前が見えるんだ?それに普通に物にも触ってるし」

「うーん、わからない。最初から物にも触れたし、自分の意志で周りに見えるようにしたり、見えなくしたり出来たから…」

そう言ってどんどん透明になっていく零

そして、姿が見えなくなった



「零、いるの?」

堪えきれなくなったのかさっきまでだ待っていた奏汰が言った

「うん、ここに」

そういいながら再び姿を表した零

「すごいな」

「そう?」

嬉しそうに笑っている

もう限界だった