「なんだ?」

「さぁ、行ってみようぜ!」

近付くと俺達に気づいた奴らが道を開けた

「零?」

は?

奏汰を押しのけて見てみると零が倒れていた



「零!大丈夫か?」

慌てて零のところに駆け寄る

何の反応も示さない零

どうしたら…

「歩、とりあえず保健室に運ぼう!」

「あぁ、そうだな」

だき抱えて運ぼうとしたが俺の手は零の体をすり抜けてしまった



「は?」

「どういうことだ?」

何度試してみても零の体に触れることができない